• カゼミチラジオ
  • 陽菜'S リップ

(c) glasslip project

『グラスリップ』製作発表会 レポート

2014年7月から放送が開始されるTVアニメ『グラスリップ』。その製作発表会が、5月25日(日)に福井県坂井市三国町・みくに文化未来館にて開催されました。

当日は、くもり空ながら、時折太陽が顔を覗かせる過ごしやすい陽気。メインキャスト&スタッフが集結するイベントということで、抽選で招待された約350名のファンの方たちも開場前から心待ちにしている様子でした。

開演時間になり会場が暗転すると、まずは製作発表会の注意事項が読み上げられます。アナウンスを担当したのは、深水透子役の深川芹亜さん。深川さんは『グラスリップ』が初の主演作品ということもあり、声からは緊張した様子が伺えました。そんな深川さんを励ますように、アナウンスの後ろからは、イベントに出演するキャストさんたちの「がんばれー」という声が聞こえ、客席からは笑い声と共に同じく「がんばれー」という声援が送られるなど、スタートから会場は暖かい雰囲気に包まれていました。

そしていよいよイベントがスタート。まずステージに登場したのは、製作発表会の司会進行を務める福井テレビのアナウンサー、今野真帆さん。挨拶のあと、深水透子役の深川芹亜さん、高山やなぎ役の早見沙織さん、永宮 幸役の種田梨沙さん、沖倉 駆役の逢坂良太さん、井美雪哉役の島﨑信長さん、白崎 祐役の山下大輝さん、プロデューサー/P.A.WORKS代表取締役の堀川憲司さん、西村純二監督が登壇。それぞれの自己紹介のあと、まずは公式サイトにて公開中の『グラスリップ』PV第1弾が上映されました。

上映後はさっそく作品についてのトークとなり、キャスト陣が自身の演じるキャラクターについて紹介することに。

深川さんによる透子の紹介で「幼い頃からキラキラしたものを覗くと、モヤモヤとした映像を見ていたが、自分ではそれが何かわからない」という説明があり、いきなり作品のキーワードの登場にファンの皆さんも気になる様子。深川さんに「これは?」と尋ねられた西村監督は「おいおい……」と返答するにとどまりましたが、キャラクターについてもっと知りたいということで、ステージに「ガラスの向こうに明日が見えるボックス」が登場! この、作品のキャッチコピーを冠する透明のボックスの中には、キャラクターに関するいろいろな質問が入っており、キャスト陣が引いた質問に西村監督、堀川さんが答える、という流れになりました。島﨑さんからは「監督と堀川さんへのムチャ振りコーナーなんですね!(笑)」という的確なツッコミもありつつ、さっそく深川さんから……

深川さん
「深水透子ちゃんは、休日はどうやって過ごしていそうですか?」

西村監督
「いや……『グラスリップ』は夏休みの話なんだけど...(苦笑)。物語中は毎日休日なので、何しているかを言うとストーリーを話すことになっちゃう」

島﨑
「誰だ今の質問作ったの!(笑)」

出だしから作品の核心に触れる質問でアセるキャスト、スタッフ陣でしたが次の早見さんでは……。

早見さん
「やなぎちゃんのキャラクターデザインの特徴は何ですか?」

西村監督
「裸もすごい」

早見さん
「監督、何言っているんですか!」

逢坂さん
「それは脱ぐってことですか?(真顔)」

堀川さん
「キャスト陣もまだ知らない話数かもね」

島﨑さん
「もうちょっと大人しい答えはないんですか?(笑) リボンの色、違いますよね」

西村監督
「リボンは3色用意しています」

と、あらぬ方向で大盛りあがり。そして次は永宮 幸役の種田さんがボックスから紙を引きます。

種田さん
「えっと、幸は第1話で登場しますか?」

西村監督
「第1話から全員ガッツリと登場します」

早見さん
「そうですよね。だってアフレコ現場にみんな居ましたよ」

島﨑さん
「誰だ、この質問考えたの(笑)」(二度目)

種田さん
「いやいや、もしかしたら出ていないかもしれないですよ。実は夢だったとか(笑)。でも、幸ちゃんは他人の感情にすごく敏感とありますが、第1話でその部分は、そこまで描かれていないと思うんです。これから徐々に出てくるのかなと思いますし、私もアフレコが楽しみでドキドキしています」

そして次は男子チームに。まずは逢坂さんから。

逢坂さん
「監督の駆の好きな部分はどこですか?」

西村監督
「嫌味な、臭いセリフでも色っぽく言うところかな。駆がしゃべる時にはいつも意識していてほしい部分ですね。どれだけクールに嫌味なことを嫌われずに言うか(笑)」

逢坂さん
「なるほど、僕の性格は嫌味ったらしいと…」

島﨑さん
「そんなことない! お前はただのドSだよ(笑)。ちなみにこのコーナーは西村監督限定なんですか? 堀川さんが寂しそうじゃないですか!」

逢坂さん
「堀川さんも駆の好きなところぜひお願いします!」

堀川さん
「具体的にはまだ言えませんが、彼が物語の中心に入ってくる大事なことがあるんです。駆が秘めた処世術を持って生きているっていうことが、だんだん明かされていきます。それは彼の弱い部分でもある。見た目は爽やかなんだけど、その裏に弱さも併せ持っているというところに惹かれますね」

島﨑さん
「で、演じる本人として好きなところは?」

逢坂さん
「ボッチなところですね。昔を思い出しました」

島﨑さん
「真顔で言うのやめろよ! 空気が重くなるだろ(笑)」

種田さん
「今日は大切な場なので、もっと明るくしましょうよ(笑)」

男子チームの暴走気味なやり取りが続く中、島﨑さんが紙を引くと……。

島﨑さん
「雪哉の好きな食べ物ってなんですか?」

西村監督
「雪哉の好きな食べ物は……水ようかん」

今野アナ
「ひょっとして今決められました?」

西村監督
「いやいや、キャラクターの設定を作る時に水ようかんにしようと」

島﨑さん
「堀川さん本当ですか?」

堀川さん
「まあ真実はおいておいて、何が好きかという中には“鯖”はあったような気がするな(笑)」

島﨑さん
「いや、本当に、それを言われると何も言えなくなるのでやめてください(笑)」

続いて山下さんがボックスから紙を引くことに。

山下さん
「白崎家の家族構成について教えてください」

西村監督
「これは、危険だ……」

今野アナ
「皆さん、このお題はこのあとのコーナーで明らかになります!」

島﨑さん
「誰だこの質問入れたの!(笑)」(三度目)

と言うことで続いては、製作発表会が初披露となるキャラクターたちとキャスト陣が発表。また各キャスト陣からはメッセージも届いており、それらが発表されると、会場からは大きな拍手と歓声が起こりました。

・東山奈央さんからのメッセージ
「深水陽菜の声を担当させていただきます。東山奈央です。陽菜ちゃんはちょっぴり天然なお姉ちゃんとお母さんを見守るしっかり者の中学生です。ガラス細工のように繊細で淡い気持ちに溢れている『グラスリップ』。キャストの絆もますます深く、温かい現場になっています。ぜひ応援よろしくお願い致します」

・茅野愛衣さんからのメッセージ
「放っておけない弟を持った女子大生のお姉さん役と言うことで、しっかりしなきゃと意気込んでいましたが、台本を読んでみると、お姉さんにもひと癖ありそうな予感(笑)。男女6人の恋模様を毎週ドキドキしながら見ていただきたいです。よろしくお願いします」

そして続いて紹介されたのは、本日初公開となるストーリーとキービジュアル。

【物語】
ガラス工房を営む一家の娘・深水透子は、友人の家であるカフェ「カゼミチ」を友人たちとの憩いの場所にしている。高校3年生の夏休み、彼女たちの前に現れた転校生の少年・沖倉 駆は、透子に、自分には未来の声が聴こえると語りかける。もし、あらかじめ未来を知ることができるのなら、自分は何を望むだろう? 感じたことのない動揺を覚えながらも、透子は胸の中に、放っておけない感情が生まれていることに気が付く…。

これについて監督からは、

西村監督
「P.A.WORKSのオリジナル作品は、現代の男の子と女の子たちが織りなす恋愛を描くことが多いですが、その中で、お祭りが不可欠な要素でした。そこで今回もお祭りをちゃんと盛り込んだ物語にしようと思い、第1話は花火大会からスタートします。この花火大会は三国町で実際に開催されているもので、私も去年見せてもらったのですが、今まで自分が思っていた"花火感"を打ち壊すほどのすごい迫力だったんです。花火というのは、火薬の爆発なんだ、というのを改めて実感させてくれて。そのような、今までと違う視線や見方、実際はこうだったんだ、というリアルな感覚を作品に取り入れたいと思いました。その結果どういう作品になったのかは、ぜひ第1話を見てもらえると嬉しいですね。
新しいキービジュアルのモデルは、三国町にある白山神社でして、急な坂に特徴があるんです。海から神社の境内に向かって階段があるのですが、「これ30度くらいあるんじゃない?」と思えるほど急なんです。坂の多い地形にあわせて階段を作っているからなのですが、土地から条件を付きつけられて、それを人間側がこなしている、という感じがすごく出ていて、一回でもその階段を昇ると忘れられない神社なんです。なので、新しいキービジュアルにも、ぜひこの神社を使ってくださいとお願いしました。実はもともとのラフ案では、透子たちは階段を下りてきている構図だったんですが、どうしても日本海を奥に入れてほしくて、まったく逆のレイアウトにしてもらいました。『グラスリップ』にはいくつかキービジュアルがあるのですが、中でも印象的な一枚です」

とコメント。それを受けてキャスト陣からは、

島﨑さん
「キャラクターそれぞれに個性が出ていて、面白いですよね。駆はとっととひとりで行くと」

逢坂さん
「やっぱりボッチじゃないか(笑)」

山下さん
「幸が透子に引っ張られて、祐はひとりでトンボと遊んでいると……。で、後ろの2人はイチャイチャしている」

逢坂さん
「ふざけんな! ですね」

そんなやり取りが続く中、続いてはこのイベントで初公開となるPV第2弾が上映されました。

本編からのセリフも入り、具体的なストーリーも伺わせる内容だったのですが、映像を見たキャスト陣からは……。

島﨑さん
「やなぎちゃんが脱いだらすごいという前情報があったせいで、気になって気になってしょうがなかった。序盤で胸のアップがあるの分かりました?」

早見さん
「グラスリップにはそんなシーンはないです。“健全”ですよね」

逢坂さん
「お前、本当に自由だな」

と、またもや暴走気味の島﨑さんに突っ込むキャスト陣でした。

続いて話題は、作品の舞台のモデルとなった三国町について移っていきます。

今野アナ
「モデルが福井県坂井市三国町ということでしたが、この街をモデルにすることになった経緯を教えていただけますでしょうか?」

堀川さん
「シナリオに入る前にシリーズ構成という段階があって、そこでこんなお話を作りたいと方向を決めるのですが、そこで挙がったのが、まず透子がガラス工房の娘であること、地形的に近くに海と山があって、さっき監督が言われたような大きなお祭りがあること。そしてもうひとつ大きな条件として、その土地に根付いている文化があること。この3つのが上がりました。三国町以外にもいくつかの候補があったんですが、僕個人としては三国港駅に降り立った時に、すごく絵になるところがいっぱいあるし、風情もある、そして何より文化が根付いている街だなと思い、一発で気に入ってしまったんです」

西村監督
「三国港駅から電車が発車して、50メートルも行かないところに眼鏡橋という橋があるんです。先ほどの新しいPVにも、俯瞰の構図で、透子が歩いていく下を電車が通り過ぎるというカットがあるのですが、あの絵をイメージして、ここがいいな、と思ったんです。今の堀川さんの話に少し追加すると、『グラスリップ』はファンタジーな恋物語を作りたいと思っているのですが、もうひとつどうしても入れたい要素として、“土地や場所”を想定したかった。キャラクターたちが意識する、意識しないに関わらず、『ここが私の場所だ』って思える風景とは何だろう? と考えた時に、まっさきにあの絵が浮かんできたんです。そこから自分の場所を持っている透子と、自分の場所を持っていない駆との関係性が見えてくる。完成した最新のPVを見た時に、間違いなかったと思いましたね」

と、企画立ち上げの頃の話や三国町のイメージについて聞くことができました。ちなみにキャスト陣も製作発表会の前に、カフェ・カゼミチのモデルとなった喫茶店や、透子の家のモデルとなった場所に訪れたとコメント。そこでキャラクターに合わせて、それぞれがガラスのペンダントを購入したことが明かされました。

そして続いて上映されたのは、深川さんと逢坂さんの2人がガラス工房で実際に手作りグラスを作るという特別映像! 2人からは「初体験だったのでかなり緊張しました。でも実作業自体は意外と早く15分くらい終わりました」(逢坂)、「グラスの口を広げる時は両手を使うので難しかった」(深川)とコメント。ステージ上にも完成したグラス(白が深川さん、青が逢坂さん)が登場して、その完成度の高さにファンからも感嘆の声があがっていました。そして改めて、司会の今野アナから作品への意気込みについて尋ねられた西村監督は……

西村監督
「約7年前にP.A.WORKSで『true tears』を作りました。高校生を主人公にした恋愛作品でしたが、恋愛以外の要素をほぼ排してリアルな芝居を作り上げたので、かなりハードな印象もありました。今回、もう一度P.A.WORKSで現代の高校生の恋愛を描くことに決まった時、、もう少し違うスタイルの作品にしたいなと思ったんです。今回の作品の設定にファンタジー要素が入っているのそのためです。ただ堀川さんも私も高校生だったのはとうの昔で、本当に今の高校生の気分を作品に表せているかと言えば、たぶん違うと思うんです。でも当時の高校生の気分は残っているし、さらに言えば、お父さん、お母さんの気持ちも知っていて、高校生になった自分の息子が制服を着た女の子を家に呼んだ時に感じる息子や親の想いは変わらない。そこを上手く表現できたら、幅が広がって楽しくなるんじゃないかな、と思っています。少し肩の力を抜いて、でもやりたいことは見失なわない。そんな作品を目指しています」

とういうコメントで、和気藹々と進んできたトークコーナーは終了しました。

続いて行われたのは、製作発表会限定のスペシャルライブ。

まずはオープニング主題歌を担当するChouChoさんが登場して、「グラスリップ」PV第1弾に使用されたイメージソング「ルーセントアイズ」からスタート。透き通るような歌声と、作品にぴったりな透明感があるメロディに、会場は一気に惹きつけられました。「生まれて初めて福井を訪れたのですが、このステージに立てて本当に嬉しいです」というコメントの後は、初披露となるオープニング主題歌「夏の日と君の声」。「今までも作詞を担当したことはあったのですが、アニメのタイアップ曲の作詞は今回が初めて。いただいた台本をしっかり読んで、自分の学生時代を思い出しながら一生懸命心をこめて歌詞を書きました」という曲に、訪れたファンも歌詞の一語一語を噛みしめるように耳を傾けていました。

歌の後はプライベートで“さなぎ”という名前のウサギを飼っていて、作詞に詰まるとさなぎと遊んでリラックスすること、高校生の頃は弓道部に所属していて部活に熱中していたこと、「夏の日と君の声」のサビの部分の、〜私の心の端っこをつかんで離さない君の声♪ というフレーズは、ド真ん中ではなくて端っこというワードで思春期の危うい感じを表現したかった、など、作詞時のエピソードや青春時代の貴重な秘話が公開され、会場からは大きな拍手が贈られました。

続いて登場したのは、エンディング主題歌を担当するnano.RIPE。スタートは『花咲くいろは』2クール目のオープニング主題歌でもある「面影ワープ」。ベースの音が鳴り響き、nano.RIPEの力強い歌声と演奏で会場のボルテージも一気にあがりました。さらにきみコさん(Vo&G.)の「立ち上がりたい衝動を抑えていませんか? 後ろの人に迷惑がかかっちゃうかもと思うかもしれませんが、みんな立ってしまえばいいんですよ!」というMCで、会場はスタンディングライブに! 「福井県は何度も来たことがある場所でしたが、三国は初めて。これを機にnano.RIPEはたくさん訪れることになると思います。前例もありますしね。そのうちnano.RIPEは福井を第2の故郷と言い出しますので(笑)」とコメント。2曲目は『グラスリップ』エンディング主題歌「透明な世界」。全力でパフォームするメンバーときみコさんの熱い歌声に、会場も大きくレスポンス。

そして「今日はnano.RIPEがP.A.WORKSさんのために作った曲を歌いたいと思うのですが、せっかくなので私の愛しきChouChoと一緒に歌おうと思います!」ということで、再びChouChoさんがステージに! 製作発表会ならではのコラボによる「true tears×花咲くいろは×TARI TARI ジョイントフェスティバル」のテーマ曲「ユートピア」特別バージョンが披露され、今日一番の声援と拍手がステージに送られていました。

スペシャルライブの後は、再びキャストたちがステージに登壇。司会の今野アナから『グラスリップ』の放送情報やCD情報、観光タイアップなどの情報が伝えられ、全員の挨拶に。

nano.RIPE
「皆様には大きな音で驚かせてしまったかもしれませんが、nano.RIPEは、今後福井県にイヤというほどやってまいりますので、ライブハウス、その他もろもろ遊びに来てもらえたらと思います。『グラスリップ』応援よろしくお願い致します!」

ChouCho
「今日は短い時間でしたが、イメージソング、オープニング主題歌の2曲を放送前にいち早く皆さんにお届けすることができて、すごく嬉しかったです。皆さん今日は本当にありがとうございました」

山下さん
「『グラスリップ』は本当にキラキラした作品。僕も台本を読んでいるとドキドキしながらひと言ひと言しゃべらさせてもらっています。白崎 祐というキャラクターを通して、このドキドキを皆さんに少しでも届けられたらいいなと思っていますので、皆さん『グラスリップ』をよろしくお願いします」

島﨑さん
「言いたいんだけれども、言えないことがたくさんあって、本当にこれを伝えたら皆さん、もっとワクワクするし、もっと興味持ってもらえるし、これ、絶対に気になるはずというのを抑えに抑えてお送りしました。実際にオンエアを見ていただいたら、想像をさらに超える部分が出てきます。それこそ西村監督が花火は爆発だとお話をされていましたが、綺麗で美しいだけじゃなく、爆発みたいな展開もあります。とても素敵な物語なので楽しみにしていてください」

逢坂さん
「僕は『凪のあすから』に引き続き出させていただくことになりました。本当にひと癖ふた癖あるキャラクターで、周りのキャラクターたちも個性たっぷり。僕たちもまだ序盤しか知らないので、これからどういう風に物語が展開していくのか楽しみにしています。皆さんも7月を楽しみにしていただければと思います」

種田さん
「『グラスリップ』は本当に素敵な作品。また今回見ていただいて分かると思うのですが、本当にチームワークのいいメンバーで、アフレコ後に一緒にご飯を食べに行くこともあるのですが、そこでもこの先の展開がどうなるんだろうと、未来を予想しながら楽しんでいます。皆さんも同じよう楽しんでいただければと思います」

早見さん
「『グラスリップ』は男女6人の甘酸っぱい青春、その日常を視聴者の我々が少しだけ垣間見ているような気持ちになるような作品だと思います。今回福井県を少しですが巡ってみて、とても穏やかで温かい場所だと思いました。そういう人の心がしっかり描かれていく作品になると思いますので、応援よろしくお願いします」

深川さん
「私はまだまだ慣れないこともたくさんあって、アフレコでも、ここにいる皆さんやほかのキャストの皆さんにフォローしていただいたり、アドバイスをいただいたり、いつも勉強させてもらっています。透子ちゃんは物語の中で成長していくと思うのですが、それと同時に私自身も作品やアフレコを通して成長していければと思っていますので、深水透子ちゃん、そして『グラスリップ』をよろしくお願いします」

堀川さん
「作品のテーマ的なことは、皆さんに見ていただいてその中で徐々に明かされていく部分だと思います。僕らは作品の持つテイスト、空気感を非常に大切にしているのですが、今日皆さんと一緒に楽しんだライブで、ChouChoさんの持つノスタルジックで癒されるテイストと、nano.RIPEの力強く爽快感のある曲というのが、僕らが作ろうとしている空気感なんだろうなと改めて感じましたし、勇気をもらいました。今後P.A.WORKSの北陸3部作と言われるような作品になるように、スタッフ一同頑張りますので、最後まで応援よろしくお願いします」

西村監督
「今日はもう語るべきことはほとんど言ってしまったので、ひと言だけ。『グラスリップ』をぜひ見てやってください。よろしくお願いします」

と最後の挨拶が終わり、会場からは鳴りやまない拍手が贈られていました。ニコニコ生放送の中継はここで終了となりましたが、会場では「会場限定サイン入りポスター抽選会」に!最後まで『グラスリップ』に対するキャスト、スタッフの熱量を感じることのできる製作発表会となり、会場に訪れたファン、ニコニコ生放送で見守ったファンの皆さんも7月からの放送が待ち遠しくなったのではないでしょうか。